共同研究公募
東京大学素粒子物理国際研究センター令和5年度「共同研究」公募要領1. 公募の主旨
東京大学素粒子物理国際研究センターは、欧州合同原子核研究機構(CERN)の世界最高エネルギー陽子・陽子衝突装置LHCにおいて、国際共同実験ATLASでの研究を行なっています。特に、物理解析の拠点となる地域解析センターのための開発研究や、LHCの将来的な物理研究に取組んでいます。また、スイス・ポールシェラー研究所(PSI)におけるミュー粒子の稀崩壊を探索する国際共同実験MEGや、ILC等の次世代研究を目指した加速器・測定器開発も進めています。更に、IBM量子コンピュータを用いて研究目的に合わせた幅広い開発にも着手しました。LHC実験データ解析システムの開発研究、LHCでの物理研究、MEG実験での研究、ILC等の先端加速器・測定器の開発、量子コンピュータの応用研究などに関して、国内外で研究活動を行なう共同研究者を公募します。
2. 申請資格者
国・公・私立大学及び国・公立研究機関の研究者(大学院生、研究生などを含む)、またはこれらに準ずる研究者並びに本センター長が適当と認めたもの。
3. 申請方法
「共同研究申請書」(別紙様式1)を「6.提出方法」に沿って提出してください。
4. 共同研究期間
令和5年4月1日から令和6年3月31日までの期間
(継続して共同研究を行なうものについても年度ごとに申請を受け採否を決定しますが、その旨申請書に記入してください。)
5. 申請期限
特に期限を設けず随時受け付けます。但し、海外出張を伴う共同研究については、出張開始の2ヶ月前まで。
6. 提出方法
印刷した申請書に共同研究の代表者の印を押印のうえ、PDF版を電子メールに添付し、提出してください。なお、原紙は代表者が保管願います。
7. 採否
共同研究の採否は、研究協議会における審査を経てセンター長が決定します。採否の結果はセンター長から申請代表者に通知いたします。
8. 所要経費
8-1 海外旅費
共同研究で海外出張するために必要とする旅費については、申請に基づき予算を決定します。
8-2 国内旅費
共同研究で本センターに来所するために必要とする旅費については、申請に基づき決定した予算の範囲内で支給します。
8-3 その他研究に関わる消耗品等
本センター或いはCERN、PSI等において必要とする消耗品等については、申請に基づき決定した予算の範囲内で本センターが準備します。
9. 研究装置
本センター或いは国際共同実験グループが、本センター内やCERN等に設置している計算機システム、並びに本センター内の実験装置などを必要に応じて使用することができます。
10. 共同研究報告書
共同研究の代表者は、共同研究終了後速やかに「共同研究報告書」(別紙様式2)を「6.提出方法」に沿って提出してください。
11. その他
【重要】新型コロナウイルス感染症に対して十分な安全が確保されている研究機関への出張・渡航及び期間に限ります。また、所属する大学や研究機関内で定められた承認ルールがある場合は、必ず準拠してください。
共同研究に関することは、下記にお問い合わせください。
東京大学素粒子物理国際研究センター 共同研究係
TEL:03-3815-8384 / FAX:03-3814-8806
E-MAIL:hisho@icepp.s.u-tokyo.ac.jp