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日仏の研究協力と人材育成を深化させるILANCEラボより初のインターンシップ生

ILANCEインターンシップ生
石野センター長、森教授、TIAN助教とILANCEインターンシップ生(Paul Wahlen氏、Andrea Maria氏、Thomas Berger氏)

素粒子物理国際研究センターを含む東京大学4部局とフランス国立科学研究センター(CNRS)との間で締結された国際交流協定に基づき、東京大学柏キャンパスに国際研究拠点ILANCEラボラトリーが2021年4月1日に設置されました。素粒子物理学分野では、日仏の国際共同研究のこれまでの活発な実績を踏まえ、研究協力と人材育成を更に深化させるために、2023年3月に京都で開催した国際会議(International Conference on the Physics of the Two Infinities)などの活動を行っていますが、本センターでは今年4月より初のインターンシップ生3人を受け入れ、人材育成を進めています。
インターンシップ生は、“ヒッグス・ファクトリーのためのジェット再構成用機械学習アルゴリズムの開発”“ヒッグス粒子の光子対への崩壊におけるCP破れの効果の研究”“ILCおよびLHCにおけるヒッグス粒子質量の新しい測定方法の研究”をそれぞれのサブジェクトとし、これらに共通した“ILCでのヒッグス物理研究”を専門とする森教授(受入教員)をはじめ、末原特任准教授とTIAN助教より手厚い指導を受けています。また、本センターの研究者や学生と直接議論したり、研究成果を発表することにより、国際的に活躍するための基礎を身につけるとともに、同世代の研究室の学生のサポートを受けながら充実したキャンパスライフを過ごしています。こうしたILANCEラボとの取組を通してCNRSとのパートナーシップ強化を図り、卓越した共同研究と人材育成を推進していきます。

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紹介記事 国際研究拠点ILANCEラボラトリーについて
公式ホームページ ILANCE