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量子コンピュータ利活用拠点
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「IBM Quantum-東京大学コラボレーションセンター」が遂に完成
東京大学は、2019年12月に締結したIBMとのパートナーシップに基づき、2020年6月に発足したIBM東大ラボが中心となって、ハード・ソフト両面での3つの取組が本格化しています。なかでも、東京大学と量子イノベーションイニシアティブ協議会(QII協議会、2020年7月設立)のメンバーが、IBM Quantumに関して交流やセミナーを行う場所「IBM Quantum-東京大学コラボレーションセンター」は、産学官が有機的に連携・協力するオープン・イノベーション向けに設計されたセキュアなプラットフォームと言えます。
このたび、素粒子物理国際研究センター内(理学部1号館西棟10階、約60平米)に完成したコラボレーションセンターは、2018年5月に慶應義塾大学に開設された「IBM Q Network Hub」に次いで、国内では2例目となります。
今後、IBM-大学研究者-民間企業のパートナー・エコシステムを発展させるとともに、量子コンピュータのソフトウェア開発を進め、世界に先駆けた「量子コンピュータの社会実装」の実現を目指していきます。
また、素粒子物理国際研究センターでは、量子技術を支える優れた若手研究者や早期から量子技術を使いこなす「量子ネイティブ」の戦略的な人材育成に取組むとともに、全国共同利用による共同研究の募集も実施しています。
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