オープンキャンパス2016
講演会「最高エネルギー加速器で解き明かす素粒子、
宇宙の謎 ~パワーアップしたLHCが始動!~」開催
※本年度のオープンキャンパスは終了いたしました。多数のご参加、ありがとうございました。
素粒子物理国際研究センターでは「高校生のための東京大学オープンキャンパス」の一環として理学部と合同で開催します。
高校生などこれから大学に進学しようとしている方々に、本センターがどのような教育や研究を行い、国内外の幅広い社会とどのような関わりをもっているかを、直接的に見聞きしてもらうことを目的としています。
このオープンキャンパスを通じて、皆さんが今まで体験したことのない「未来への知的好奇心」を刺激する時間を過ごしてください(参加登録は不要)。
日時
プレオープン 2016年8月3日(水)13:00~16:30
メイン 2016年8月4日(木)10:00~16:30
場所
東京大学(本郷キャンパス)理学部1号館西棟10階フロア内
講演会:1017号室(素粒子物理国際研究センター会議室)
素粒子実験体験等:通路イベントブース
講演会
テーマ最高エネルギー加速器で解き明かす素粒子、宇宙の謎 ~パワーアップしたLHCが始動!~
講演教員坂本 宏 教授 | 石野 雅也 教授 | 大谷 航 准教授 |
各講演とも開催時間の30分前より、1017号室前で整理券を配布します。10階本会場(70席)のほか、中継ライブ会場を5階508号室(50席)に設けております。
8月3日(水) | 13:40~14:20 坂本 宏 教授 |
15:20~16:00 石野 雅也 教授 | |
8月4日(木) | 10:40~11:20 大谷 航 准教授 |
12:10~12:50 坂本 宏 教授 | |
13:40~14:20 石野 雅也 教授 | |
15:20~16:00 大谷 航 准教授 |
素粒子実験体験コーナー
放射線の飛跡を観察しよう! 霧箱実験私たちはいつでも宇宙や大地から来るたくさんの放射線をあびています。放射線は不安定な原子や原子核が安定な状態になろうとするときに放出する粒子線や高エネルギーの電磁波で、直接目で見ることはできないため、霧箱を用いて放射線が通った道筋を可視化します。α線(ヘリウムの原子核が飛んだ跡)は長さが数センチメートルほどの太い飛跡に、β線(高速で電子が飛んだ跡)は糸くずのように細くて折れ曲がって見える飛跡として観察できます。
ミューオンを観測しよう! 天頂角分布測定実験地球には常に宇宙空間から無数の素粒子が降り注ぎ、この素粒子を宇宙線と呼びます。地上で観測される宇宙線の大部分はミューオンという粒子で、地表で観測できる宇宙線の強さは入射する角度(天頂角という)に依存しています。この実験ではシンチレーションカウンターと光電子増倍管を用いて、ミューオンが来る方向の分布を調べます。
大学院生とディスカッション! ポスター解説本センターが取り組むATLAS実験、MEG実験、ILC計画、Tabletop実験等の研究現場で探求し続けている大学院生が、素粒子物理学の学問や各実験プロジェクトに関する基礎知識から最新の気になるトピックスまで様々なことを詳しく説明し、質問に答えます。CERNにあるATLAS検出器のレゴブロック製ミニチュア模型(約9,500ピース)も公開展示します。