ミュー粒子の輻射崩壊からのガンマ線を判別する検出器
MEG II実験で新しく導入した輻射崩壊検出器(RDC:Radiative Decay Counter)は、液体キセノン測定器が捕らえたガンマ線がμ→eγ崩壊ではなく、通常のミュー粒子の輻射崩壊から来たものであることを判別します。ミュー粒子の輻射崩壊は必ず低エネルギーの陽電子を伴い、RDCはこれを捉えることで輻射崩壊かどうかを判別します。これにより背景事象を減らし、さらに確実にμ→eγ崩壊を発見することが可能になりました。


