2万ガウスの磁場を発生させるATLAS実験用の大型超伝導磁石

高エネルギー加速器研究機構がSSC実験用に開発した強化アルミ安定化超伝導ケーブルを用いて、さらに液体アルゴンカロリメータと真空クライオスタットを共有することにより透過物質量を最小限にすることに成功しました。ソレノイドは日本で製造・検査された後、CERNで液体アルゴンカロリメータと合体して2004年に地上でテスト合格し、2006年8月には最終位置での定格励磁試験もクリアし、超伝導磁石システムとして最大蓄積エネルギーを達成することができました。




