
森俊則教授はこれまで、世界最高エネルギーの電子・陽電子コライダーと、世界最大強度のミュー粒子ビームという、2種類の最先端加速器を使って素粒子の研究を行ってきました。
欧州原子核研究機構(CERN)の電子・陽電子コライダーLEPを使った研究では、素粒子の世代数が3であることを突き止め、電弱相互作用がゲージ対称性に基づくことを確立しました。さらに宇宙誕生時に素粒子が統一されていた可能性(素粒子の大統一)を示し、ビッグバンが始まった謎を解く鍵を与えました。
スイス・PSI研究所のMEG実験は、この大統一の証拠をつかむために始まりました。ミュー粒子の「ミューイーガンマ崩壊」事象は未だ発見されていませんが、ニュートリノ質量の謎とも深く関係し、「荷電レプトンフレーバー物理」という新しい研究分野を開拓しました。
2012年に発見されたヒッグス粒子は、真空の相転移を引き起こして現在の宇宙を形作ったと考えられます。ヒッグス粒子を精密測定してその相転移のメカニズムを探る国際リニアコライダー(ILC)の実現は、素粒子物理研究者の喫緊の課題です。
これら加速器による素粒子の大統一とヒッグス粒子の研究は、今後いかに発展して、時空(宇宙)の起源に迫っていくのでしょうか。
最終講義では、これらのトピックについて、より深くお話しさせていただきます。是非、ご参加ください。
【略歴のご紹介】 東京大学ホームページ-令和6年度退職教員(森俊則)
日時
2025年3月28日(金)15:30~17:00
会場
東京大学(本郷キャンパス)小柴ホール アクセスマップ
参加方法
対面:自由参加、事前登録は不要
オンライン:理学系研究科・理学部YouTubeチャンネル
問い合わせ先
東京大学素粒子物理国際研究センター
TEL:03-3815-8384
E-MAIL:[email protected]