Features
大学院教育の特徴
素粒子物理学における最高レベルのアカデミア
ICEPPは、欧州合同原子核研究機構(CERN)の世界最高エネルギーLHC加速器を用いたATLAS実験、ポールシェラー研究所(PSI)のMEG実験、次世代基幹計画のILC実験、国内の主要機関・研究室とアライアンスを組むTabletop実験の4つのプロジェクトで構成されています。
基礎研究から測定器開発、物理解析から機械学習・量子AIの応用研究まで、普遍性と革新性を合わせ持つ最高の教育リソースを提供し、次世代リーダー育成のためのきめ細やかな指導を行なっています。
探求心とギアチェンジをマージする
例えば、修士課程でATLASミューオン検出器開発+博士課程で新粒子探索、修士課程でTabletop実験+博士課程でATLAS実験といった具合に、各課程で別の研究テーマに取り組むことができます。
一見、型破りに思えますが、修士で装置を作って実験し、データ解析を繰り返しながら研究者の土台を固めることは、博士で自立した独創的研究を行うための”ギアチェンジ”に大いに役立っています。教員間のオープンな風土が伝統のICEPPでは総合力で学生を支援し、探求と挑戦の精神をマージします。
知のプロフェッショナルの育成
知のプロフェッショナルになるための基礎力の3要素「自ら原理に立ち戻って考える力」「忍耐強く考え続ける力」「自ら新しい発想を生み出す力」は、学問の先鋭化と細分化が進む研究の最前線ではトライ&エラーの連続です。ICEPPでは、実験以外にも、第一線の研究者との議論や学会・国際会議での成果発表を通して、「世界の舞台において活躍できる発信力」を磨き上げる機会を多く設けています。また、卓越大学院プログラムやCERN・PSIへの派遣等の能動的な学びの場も提供しています。
実験の醍醐味3カ条 -3M-
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My Proposal
自分で提案する
こんな新しい方法で実験できないか?こうした面白いことができないか?
アイデアを持っておく -
My Experiment
自分でいろいろ試しながら新しい装置を作る
実験装置を自分で実験に最適になるように製作する
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My Results
ドキドキしながらデータを見る
答えの解っている実験はしない、新しい実験・誰もしていない実験をやる